インスペリエンス(Insperience)とは?
昨日のブログでは「光熱費が高騰したため、オーブンよりも電子レンジやエアフライヤーを利用した方が節約になる」と言う情報を紹介しましたが、今朝のBBCには「光熱費の高騰により冬になる前に毛布やエアフライヤーの売れ行きが好調」という記事がありました。
昨日の続きみたいな記事だと思い読み進めていると、最後の方に「しかし、英国人は節約をしながらも楽しむ方法を探していて、その結果デジタル購読やテイクアウト(出前)などの『insperience』カテゴリーの売り上げが伸びてきました」と書いてありました。が、インスペリエンスの意味がわからず、英辞郎、Weblio、Lingueeなどのオンライン英日辞書で調べても、どこにも載っていませんでした。次に英語版のみ(英英辞書)のオンライン辞書を調べてみてもやはり載っていません。
エクスペリエンス(experience)の反対語かなと思って調べてみたら、反対語はインエクスペリアエンス(inexperience)でした。
辞書には載っていませんでしたが、インスペリエンスについて書いてあるブログを見つけました。それによると、「外(公共の場)に行くことなく内(自宅)で楽しみを見つけること」だそうで、まるでロックダウン中の事が書かれてあるなと思ったら、その記事が書かれたのは2011年でした。つまり10年以上前からその単語は存在していたようです。その後はあまり聞かれなかったようですがロックダウンになり、「インスペリア」がさらに普及することになりました。
そして昨日の記事に記載されていたように、ロックダウンが解除されたにも関わらず、インフレの影響で外出するには交通費、ガソリン代の出費が嵩むので自宅で楽しむ方法を探す人たちが増えているようです。また10年以上前はテイクアウトと言ったらカレー、中華、ピザぐらいでしたが、今はウーバーイーツとかデリバルーなどたくさんの出前サービスがあり、テイクアウトできるお料理の種類も増えてきました。
デジタル購読も有名なのがNetflixですが、他にもAmazon PrimeとかDisney+など選び放題。なお、ロックダウンが解除になり、Netflixの売り上げが落ちたと以前耳にしましたが、今調べてみたら順調に売り上げを伸ばしていました。2011年から常に右肩上がり。
さて、このインスペリエンス、まだ日本語のオンライン辞書には載っていませんでしたが、機械翻訳にかけてみたところ、Google翻訳では「経験」、DeepLでは「体験」と訳していました。ちょっと違う気がしますが、適訳は見つかりません。
でもこの単語、1年後には誰でも知っている単語になるかもしれないですね。
作成日:10月12日
参考先URL:https://www.bbc.co.uk/news/business-63202826、The Age of ‘insperience’、http://modnature.blogspot.com/2011/08/insperience.html
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