朝日は抗うつ剤よりもメンタルヘルスに効果的?

直射日光は「皮膚がんの原因になる悪者」というイメージが強いですが、短時間(20分間)であれば抗うつ剤よりもメンタルヘルスには効果があるという話を動画で見つけました。(BBC: Why morning light is so crucial to your health

そのサイトによると、20分間眩しい太陽の下で過ごした方が抗うつ剤よりも気分を高揚させる効果があることがわかったそうです。

Screenshot from: https://www.bbc.co.uk/ideas/videos/why-morning-light-is-so-crucial-to-your-health/p0bl8d5w?playlist=made-in-partnership-with-the-royal-society

この研究をした理由はここ20年で日射量が激減していて、特に数年間に急激に減っているので、その対策を考えるためだったそうです。日射量が減っているだけでなく、人々は外に出なくなり、問題は深刻化しています。さらに人工的な照明やスマホ・PCを夜も使うことにより、体内時計をすっかり狂わせてしまっているようです。

また別なサイトにも「太陽光と健康」というタイトルの記事があり、こちらのサイトでは1日に5分から15分間、長くても30分間直射日光にあたるとビタミンDを体内で育成することができ、免疫力アップにもなるし、骨を強くする効果もあるとのことでした。

どちらのサイトでも直射日光を長く浴びることは推奨していませんでしたが、この約20分の大切さは強調されていました。特に朝日がよく、BBCの動画では8時から12時までに散歩をすることを奨励していました。

私の部屋は東南にあり、朝日がさんさんと入ってくるのですが、窓越しの日光ではダメで、外に出ることが大切だとのこと。またビタミンDはサプリメントで摂取することも可能で、この動画に出ているスティーブ ジョーンズ教授自身もサプリメントを飲んでいるけれど、それよりも直射日光を皮膚が吸収したことで体内に育成されるビタミンDの方が良いと話していました。

今朝はとても太陽が眩しかったので窓を全開し、コーヒーを飲む間に朝日を浴びてみました。途中で寒くなって閉めましたが5分間以上浴びたはずです。

仕事が忙しいから20分も散歩をしている暇はないという方も少しだけ早起きをし、職場に行く際に一駅前で降りて歩くだけでも効果がありそうです。

ただし、日本では冬場でも太陽が顔を覗かせますが、イギリスは厚い雲に覆われて一日中太陽を見ない日もあります。日照時間を調べてみたところ、2022年1月は東京の場合約207時間、2月は190時間でしたが、イギリスの場合は同年1月は約63時間、2月は74時間でした。その前の年の12月はたったの28時間。朝日を浴びたくても太陽が出ない朝はビタミンDのサプリメントを摂るしかない?

Photo by Zwaddi on Unsplash

作成日:1月21日

参考記事:BBC(Why morning light is so crucial to your health)、WebMED(Sunlight and Your Health)、気象庁(月ごとの値)、https://www.statista.com/statistics/584898/monthly-hours-of-sunlight-in-uk/

アイキャッチ画像:Photo by Zwaddi on Unsplash

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