タオルやシーツ、洗濯する頻度は？

イギリスの今年の夏は7月に一部の地域で観測史上最も降雨量が多い月になりました。1891年以来だそうです。そして8月も25℃以上の日があったと思ったら翌日にはまた涼しくなったり、最高気温が15℃の日も珍しくありませんでした。

それなのに夏休みが終わる頃に夏が戻ってきて、9月に入ったら30℃以上の真夏日が観測史上初で6日連続だったとか。ちなみに今年の東京の真夏日は連続で60日以上続いたそうです。こちらの10倍の長さ！そして35℃以上の連続猛暑日も福知山で7月25日から８月13日までの20日間だったという記事も見つけました。まさに桁違い。

さて、そんな珍しく真夏日の続いたイギリスでは普段よりも頻繁に洗濯機を回す家庭が増えているようですが、昨日「タオルはどれだけの頻度で洗濯・交換するべきか」という記事を見つけました。

その記事によると多くの人がバスタオルはシャワーやお風呂で体を洗ってから使うから、汚れないと思っているようで、44％が3ヶ月かそれ以上経ってから洗うと書いてありました。3ヶ月！

また5人に1人（20％）は月に1度、25％は毎日使う度に洗うとか。このデータはシャワー会社の調査結果だそうですが、個人差あり過ぎ。バスタオルを毎日洗うと、硬水なのですぐにゴワゴワになりそう。

なお、専門家のドクターサリーブルームフィールドによると、1週間に1度が良いとのこと。

いくら体を綺麗に洗ってから使うタオルだからといって、数ヶ月洗わないと繊維に入り込んだ微生物は増殖し、そうなると一回洗っただけでは取りきれなくなるそうです。

また誰でもわかることですが、家族の誰かが水虫だったら、その菌が付いた足拭きマットを共用している人たちが菌を拾ってしまうことになります。

一人暮らしならいいでしょう、と反論も出てきそうですが、せっかく治ったと思ったニキビがまた出始めてきたとしたら、洗っていないタオルが原因かもしれないと同記事に記載がありました。

次に、シーツを洗う頻度についての記事もありました。

こちらはある寝具屋さんの調査結果ですが、独身男性の半数はシーツは4ヶ月ぐらい洗わないとありました。そしてその中の12％は頻度は思いだせず、気づいた時だけ、つまりもっと長い間シーツを洗わないことがわかりました。独身女性の場合は62％が2週間に1度、夫婦の場合は３週間に1度だそうです。

ちなみに専門家のドクターリンジーブラウニングによると衛生上シーツは１週間おき、長くても2週間おきには洗うべきで、眠っている間に出た汗がシーツに入り込むと異臭がするだけでなく、シーツの間に入り込み目詰まり状態になってしまうそうです。睡眠中に涼しく感じるには空気の流れが必要なので、洗濯して目詰まりを取るのが必要。それに汗だけでなく、眠っている間に取れた古い角質も目詰まりの原因。そこに追い打ちをかけるのが、それらを食べにダニが発生し、肌荒れなどの原因になり、まさに悪循環。汗や角質で目詰まりを起こしたシーツだけでなくダニとも一緒に眠るなんて想像しただけでも恐ろしくなります。

この「シーツは滅多に洗わない」のは、夜眠る前にシャワーかお風呂に入るので、清潔だからシーツも汚れないと考えている人が18％いました。でもドクターブラウニングによると、夏は花粉や木粉が増えてアレルギー源となってシーツに付着するので、やはり頻繁に洗濯する必要があるとのこと。

また、ついつい洗うのを忘れてしまう（67％)、面倒だから洗わない（35％)、替えのシーツがない（22％）、というのが定期的に洗濯しない人たちの3大理由だそうです。

ドクターブラウニング曰く、快適な眠りのために、寝室はサンクチュアリ（聖域）であり、睡眠のための幸せを感じる素晴らしく心地よい場所であるべき、だそうです。そのためには清潔な寝具は必須アイテム。

これから日暮れがますます早くなり、雨の日も多くなり、「大きなシーツもその日のうちに乾き、お日様の匂いがする」というわけにもいかなくなりますが、聖域とまでいかなくてもダニとは共存しない寝室を保ちたいものです。

話はタオルに戻りますが、以前母に「手を拭くタオルは真っ白のを使うといい」と言われました。そうすると、汚れがすぐに目立つからだそうで、実際その通りでした。でも最近実家のタオルは汚れが目立たない模様付きのが多い気がします。