イギリス、大手コーヒーチェーン店のカフェイン比べ
数日前の記事になりますが、大手コーヒーチェーン店のカフェイン量を調べた結果が載っていました。
今回調査の対象になったチェーン店は以下5店でした。
- カフェ・ネロ
- コスタ
- グレッグス
- プレタ・マンジェ
- スターバックス
日本で馴染み深いのはスターバックスのみかと調べてみたところ、コスタコーヒーも見つかり、2021年3月の時点では東京に12店舗、神奈川2店舗、千葉1店舗、静岡1店舗ありました(https://www.bright-english-edu.com/entry/2021/03/01/205632)。プレタ・マンジェは20年ほど前に日本に進出し、13店舗まで増やしたものの撤退したそうです。他の2店に関しては情報が見つかりませんでした。
さて、この大手5チェーンの店舗で飲めるコーヒーのカフェイン量を「Which?」というなんでも比べる会社が測ったところ、とても大きな差があることがわかりました。
今回横綱級のカフェインが含まれていたのはコスタのカプチーノで、325mg。これは紅茶4カップ分に相当するそうで、対してスターバックスのカプチーノは紅茶1杯分にも満たなかったそうです。紅茶にもカフェインの多い紅茶と少ない紅茶があると思うのですが、今回はそのことについては触れていませんでした。
ほとんどの人はカフェイン量に関して心配する必要はなく、それよりもカフェインを摂ることによる健康上のメリットの方が大きいので、目安としては1日に300から400mgであれば問題ないとのことでした。スタバのカプチーノでしたら6杯、コスタの場合は1杯と4分の1?
エスプレッソに関してはプレタ・マンジェがダントツ1位で180mg。ここでもスターバックスは33mgと最下位。スターバックスでプレタ・マンジェ並のカフェイン量を摂りたい場合は5杯以上飲まないと摂れないようです。エスプレッソ5杯はコーヒー好きでもちょっと無理?
ちなみにプレタ・マンジェでは月に£25(約4,000円)払うと1日に5杯まで無料で飲めるサービスがあるようです。月に4,000円は高いような気がしますが、コーヒー好き(あるいは紅茶好き)にはなかなか魅力的。チャイラテや抹茶ラテもメニューにありました。
このBBCの記事を読んだ人の中には、スターバックスを辞めてコスタやプレタ・マンジェに乗り換える人が出るかもしれないですね。
記事の最後にコスタの広報担当者は「お客様がカフェインの含有量を把握し、食生活やライフスタイルに合ったコーヒーを提供できるように努めています」とコメントしていました。
ちなみにBBCが各チェーン店の広報担当者に問い合わせたところ、プレタ・マンジェはコメントを拒否し、カフェネロ、グレッグス、スターバックスからはコメント待ちのようです。スターバックスのカフェイン量がなぜこれほど少ないのか気になりました。まさか薄めているわけではないとは思いますが。
カフェインには眠気を覚ますだけではなく、運動や仕事などのパフォーマンス向上、ダイエット効果、疲労回復などが期待できるので、時々美味しい一杯を楽しんで、くれぐれも摂り過ぎにはお気をつけください。
作成日:2月3日
参考記事URL:https://www.bbc.co.uk/news/business-64472214、https://www.mcsg.co.jp/kentatsu/health-care/15631、https://www.healthline.com/nutrition/top-evidence-based-health-benefits-of-coffee
アイキャッチ画像:Photo by Aileen David on Unsplash
「アメリカのコーヒーは薄い」説を裏付ける調査結果ですね。スタバのエスプレッソこんなカフェイン含有量でespressoを自称して良いのか。昔イギリスのチョコレートがカカオ含有量が少なくて「チョコレートは呼ぶべからず」とベルギーに訴えられたのを思い出しました。
コメントをありがとうございます。チョコレートのカカオ含有量でそんなことがあったのですね。
スタバのカフェイン量がこれほど少なくても今まで誰も気づかなかったのが不思議と言えば不思議。プレタのコーヒーサブスクリプションはなんだかカフェイン中毒になりそうです。
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