上司からの時間外のメールは自動削除?

北アイルランド在住、ITコンサルタントのClaire Mullaly氏によると、昨今はメールのチェック、突然のビデオ会議が朝から晩まで要求されていてプレッシャーを感じるし、仕事と家庭の切り分けがしにくくなっているとのこと。

労働組合のProspectはこのようなメンタル面を考慮し、政府に対して「デジタル機器を切断してもいい権利」を合法化するよう要求。これにより、上司からの時間外のメールやコールは禁止となる。

また従業員がメールが来ていないかを常にチェックできないようにするため、時間外に送信されたメールは自動削除することも検討中とのこと。

Prospectのメンバーによると「デジタル技術が進んだため、パンデミック期間も(オフィスに行くことなく)安全に過ごせたが、多くの人にとっては在宅勤務=オフィスに泊まり込みと同じ状況で、切り替えが難しくなっている。」

この「切断する権利」はフランスではすでに何年も前から合法化されているそうで、会社側がテレワーカーに対して、あらかじめ「仕事時間」を設定するとか。

会社や弁護士側としては、時間外のメールや連絡は一切禁止と言っても、従業員側もフレックスタイムを希望しているので、難しいとのこと。

理想的なワークワイフバランスを実現するには課題がまだ多そうです。

作成日:2021年6月3日

参考記事:https://www.bbc.co.uk/news/uk-politics-57314814

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