7月19日規制緩和決定
いったんは延期になった規制緩和(フリーダム ディ)ですが、昨日12日の会見で、ジョンソン首相が予定通り19日に緩和することを発表しました。注意しながらも先に進むタイミングは今しかない、とのこと。
保健相のSajid Javid氏からの説明によると、4つの検討事項が満たされたので実施することになったそうです。その4つとは以下になります。
- ワクチン接種展開の成功
- ワクチン効果による重症者の減少
- 感染率がNHS(医療現場)に制御不可能なプレッシャーを与えるリスクはないこと
- 変異株によってリスクが根本的に変わることはないこと
また夏休みという時期もベストだそうです。
7月19日以降はソーシャルディスタンスを取る必要は無くなり、マスクを着用しなくても違法では無くなり、イベントの観客数も無制限、旅行もアンバー*に指定された国から帰国した場合の10日間の自主隔離が無くなり、在宅勤務者も徐々にオフィス勤務になるようです。(他はたくさんあり過ぎるので省略します)
ただインド・デルタ変異株の感染者が多い11の区域では、今後もなるべく同居人以外とは外で会うこと、2mのソーシャルディスタンスを守ることは「推奨」され、その区域に行くことも控えるようにとのことです。11の区域は Bedford, Birmingham, Blackburn with Darwen, Blackpool, Cheshire East, Cheshire West and Chester, Greater Manchester, Lancashire (county council area), Liverpool City Region (Halton, Knowsley, Liverpool, Sefton, St Helens, Wirral), Oxford City and Warrington になります。
この7月19日の規制緩和はイングランドのみで、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドはそれぞれにルールがあります。ただいずれも緩和に向かっています。
昨日のUK全体での感染者は34,471人、入院者は2,731人、死者6人とのことでした。テストを受けた人は1,118,189人だそうです。
ジョンソン首相は「ソーシャル ディスタンス ルールは終わるけれど、パンデミックが終わったわけではない。くれぐれも自分自身で注意して欲しい。」と述べていました。
作成日:7月13日 参考記事: https://www.bbc.co.uk/news/explainers-52530518、https://www.bbc.co.uk/news/uk-57774725、https://www.bbc.co.uk/news/av/uk-57811610
*UKでは水際措置対象国を3つのカテゴリーに色分けしています。詳しくは過去のブログ(UKの水際措置)をお読みください。
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