鳥の鳴き声が聞こえなくなった庭

しばらく不在にしていて6週間ぶりに我が家に戻ってきた時、あれ?と思うことがありました。それは鳥の鳴き声がほとんど聞こえなくなっていたことです。以前は賑やかな鳥の鳴き声が目覚ましがわりになっていました。日中も夕方も色々な鳥の鳴き声が聞こえてきたので、しばし耳を傾ける時もありました。そういえば毎日のように遊びに来ていたクリスマスカードにもよく登場するロビン(ヨーロッパ コマドリ)の姿も見えません。彼らはどこに行ってしまったのでしょう?

Photo by Tom Bradley on Unsplash

調べていくうちに、別に今年に限って鳥が突然いなくなってしまったわけではないことがわかりました(それなのになぜか今年だけ気づきました)。

春から初夏にかけて賑やかに鳴くのは、オスがメスを探して求愛する、メスがそれに応える、いったん家族ができたら食べ物情報などを伝えるため、あるいはただ単に春になって暖かくなったのが嬉しいから、または「ここは僕たちの領域だから入ってくるな」という警告のためだそうです。

それが夏になり、子供達も大きくなって自立するとそれほど夫婦の会話が不要になるから静かになる、というなんだか人間の夫婦と同じ理由もありましたが、他には「近くに農場などがあると収穫前、収穫後に残った穀物がたくさんあるからそちらに引っ越し、庭にあるバードフィーダー(餌箱)まで取りに行く必要がなくなる」というのもありました。農場がなくても春から初夏は果物、種、新鮮な葉っぱや果実、虫など食べ物がいっぱい。そして8月になると育児に疲れた親鳥達は羽が抜けてきて、同時に寒い冬に備えて新しい羽毛に生え変える時期になり、その時期はあまりうまく飛べないので、天敵に見つからないようにひっそり隠れる時もあり、いなくなったと思われがち。ちなみに幼かった小鳥達も羽毛が新しく生え変わる時期だそうです。乳歯から永久歯になるのと同じ?

もうこれで来春まで鳥の鳴き声が聞こえなくなってしまうのかと思ったら、また秋の霜が降りる頃に戻ってくる傾向があるとのこと。冬に備えて栄養を蓄え、体重を増やす時期なので、その頃には庭の餌箱に餌をたっぷり補充したいと思います。

鳥が全く鳴かなくなるわけではなく、今も少しだけ鳴き声が聞こえています。でもあまり可愛い声じゃないのが残念。

作成日:7月7日

参考先URL:https://www.birdspot.co.uk/bird-brain/why-have-all-my-garden-birds-disappearedRSPB Birds in summer

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