カタツムリと郵便ポスト
BBCのニュースを読んでいたら、めずらしい記事がありました。タイトルは「決意を固めたカタツムリたち、村民のメールを食べちゃってる」!?
黒ヤギさんと白ヤギさんじゃあるまいし、と思いつつ記事を読んでいたら、食べているのは手紙ではなく封筒についている糊でした。カタツムリが糊好きなのは初めて知りました。
郵便屋さんは毎日ポストの中で「食事中」のカタツムリを1匹ずつ外に出しているのですが、「決意を固めている」ため、次の日にはまた中に潜んで糊を舐めているという状態が実はもうこの郵便ポストでは1年近く続いているとか。
なんで殺虫剤のようなものを使って退治しないのかなと思ったのですが、ポリシー上それはしないと、その郵便ポストにテープで貼ってある張り紙に書いてありました。他には「カタツムリ達はこの郵便ポストを彼らの住処にして、封筒の糊を食べてしまっています」「毎日外に出しているのですが、決心が固く、戻ってきてしまいます」「この郵便ポストを使い続けることはもちろん結構ですが、もしかしたら配達された郵便物には彼らの食べた跡が残っているかもしれません」とも。
村にある郵便局に行って投函すれば、まだ彼らが気づいていないから大丈夫だ、ともその記事には書いてあり、なんだか読んでいてほのぼのとした気持ちになりました。
ちなみにこの郵便ポストはよく見かける赤い郵便ポストではなく、このブログの画像にも使いましたが、田舎に行くと見かける壁に埋め込まれている形のものです。
ところで最近は「メール」というとほとんどの人がEメールを連想するようになったので、従来の手紙のことを「カタツムリメール」と呼ぶようになってきたそうです。届くのがEメールに比べると極端に遅いので、そう呼ばれ始めたとのこと。このカタツムリ事件とはまったく関係のない、余談でした。
作成日:10月26日
参考先記事URL:https://www.bbc.co.uk/news/articles/cqq71y6399eo
アイキャッチ画像:Photo by Jonny Gios on Unsplash
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