大混乱のイギリス政府

昨夜閣僚2人が辞任したとのニュースが入り、その2人の名前を聞いてびっくり。1人は時期首相候補とも言われていたスーナク財務相。彼はパンデミック中にファーロー制度を導入し、失職したはずの多くの人を助けたことでも有名です。ファーローに関してはこちらのブログ(ファーローとは?)をご参照ください。そして現在はこの異常な物価高に対して対応策を練っている最中でしたが辞職の理由の一つには来週発表されるはずだった今後の対応策についてジョンソン首相と意見が一致しなかったとの記載もありました。

もう1人はジャビド保健相。彼は「保健相、ピンデミック中の大失言」に書いたように時々世間を騒がせたりしていましたが、コロナ禍での保険相ということでTVにもたびたび出演し、誰もが知ってる閣僚の1人。

その2人がもうジョンソン首相にはついていけない、という理由で辞職したので大ニュースになりました。

一夜明けて落ち着くどころか朝から辞任者が続々と出ています。

朝9時半には上記2人の閣僚の他に10名の議員、大臣たちが辞表を提出。

その後もビクトリア アトキンス法相が11時過ぎに辞任しました。その直前にはスーナク財務相の部下?であるジョン グレン議員も辞任。そして閣僚の名前を調べている間に、今度はジョー チャーチル議員も辞職。

こんな騒ぎの中に、毎週水曜日に行われる「首相への質問質問会」が始まっています。事前の事前のインタビューでジョンソン首相は今回の件で自分は辞任しないと発言していましたが、彼の周りではいくら何でももう限界でしょう、という意見が多数出ています。

この辞任騒動のきっかけになったのはジョンソン首相が、泥酔して痴漢行為を行ったクリス ピンチャー議員を院内副幹事長に任命したことですが、それはあくまでもきっかけに過ぎず、我慢の限界に達したというのが理由のようです。

少し面白いな、と思ったのは、今回辞職した人たちが提出した「退職願」が全文ネットで公開されていることです。

書き出しも「大臣として国に奉仕されるよう任命されたことは非常に光栄なことでした」とまず感謝の気持ちを伝えるパターンや「このたびは悲しみと悔しさを持って、XX大臣を辞任することになりました」といきなり本題に入るパターンもあり、中にはさりげなく首相を批判する言葉もありました。みなさん、ずっと耐えてきたのね、と思わず同情したくなります。

そしてまたたった今(12時40分頃)スチュアート アンドリュー議員が住宅担当大臣を辞職したというニュースが入りました。いつまで続くのでしょう?

ちなみに先ほどからアクセスしている政府のサイト(閣僚等名簿)は次々と更新されています。スーナク財務相の写真は消え、後任者になっていました。一番左上の顔写真が変わる日は近いのでしょうか?

https://www.gov.uk/government/ministers

作成日:7月6日

参考記事:https://www.bbc.co.uk/news/live/uk-politics-62048657https://www.gov.uk/government/ministers

アイキャッチ画像:Photo by Debby Hudson on Unsplash

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