ジョンソン首相は楽観主義?

イギリスはクリスマスとBoxing Dayが過ぎましたが、まだ今日まで振替休日なのでお休みの人もたくさん。明日から職場復帰する人もいるようですが、残りは年休を取ってお正月明け4日からというパターンが多いようです。ちなみにイギリスは1月1日だけが休日なので普段は2日から仕事を開始するのですが、来年は2日が日曜日で3日が元旦の分の振替休日になるので、今回は例年より遅い仕事始めになる方が多そうです。

そんな中、クリスマスでも依然として入院患者、感染者数は増えていて、イギリス全体では一日約12万の感染者数。BBCによるとクリスマス当日(25日)の新規入院患者数は1,281名で今年の2月16日以来の高い数字でした。

それにも関わらず、ジョンソン首相は27日に専門家と検討した後に、新年まではイングランドにおいては規制を強化しないと「Twitter上で」公表したとBBCに記載がありました。ところでいつからイギリスは首相の公式の発表をTwitterでおこなうようになったのでしょう?ちょっとびっくりしました。

その後保健相のJavid氏も、インタビューで「同じUKでもイングランドは規制を強化しないことに決めた。もちろん毎日データを注意深く分析している(先週は毎日ではなく毎時と言ってましたが…)、そしてその上で決断した。ワクチン接種、ブースター接種、国民一人一人の注意深い行動などでバランスが取れている。ニューイヤーイブの集まりもできれば屋外でして欲しいし、それが無理なら換気を良くした室内で、また集まる前には簡易テストをしてほしい」とも。

大晦日はナイトクラブで、と言うのが若者の過ごし方として定着していますが、今年のイングランドでは復活?また娯楽業界はジョンソン首相の発表で命綱がキープできたと喜んでいるようです。

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なぜ規制を強化しないかの判断材料の一つに、ロンドンの入院患者さんの中で人工呼吸器が必要な人が400人を超えた場合には更なる規制をするけれど、今の所クリスマスの日が364人だったから、とのことでした。

専門家の中には、あまりに楽観的過ぎると呆れている人もいるようです。これだけ感染力が強いと、感染者は増える一方。それをどうにかして止めないと、医療崩壊になることを恐れています。

前回も書きましたが、医療従事者の人員不足の方が入院患者の増加よりも問題になると。

それにイングランドはウェールズ、スコットランド、北アイルランドに比べると感染者数は一番多いのです。それなのにイングランドだけ規制強化なしというのはやはり(超)楽観的?

なおアメリカでは感染した場合の自主隔離期間が10日から5日間に短縮されたと今朝のBBCにありました。主な理由は感染力は症状が出る2日前から出た後の3日間が強く、その後は弱まるから。また自主隔離期間を短縮しないとどこの業界でも深刻な人手不足になるから。実際にクリスマスの日に多くの航空会社で欠航便が出て、家族の元に帰れない人が続出したようです。理由は乗務員不足でしたが、スポーツの世界でもプレーヤーが足りないため試合が延期になったケースが世界中で見られます。(参考先:BirminghamLive, Nasdaq)

この人員不足を少しでも解消する対策としてイギリスでは10日間の自主隔離期間が7日間に短縮され、6日目と7日目に簡易テストで陰性だったら隔離を終了してもいいと言うことになっています。アメリカはテストをしなくてもその後5日間マスクを着用すればいいとか。それも怖い話。

数週間後には楽観主義の首相の判断が正しかったとなりますように。

最後になりますが、毎年恒例のロンドンでの花火大会は去年に続きキャンセルになりました。その代わりにBBC OneとiPlayerでは2021年総まとめのような特別番組が放映されるようです。詳しくはこちらから。

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作成日:12月28日

参考URL: https://www.bbc.co.uk/news/world-us-canada-59806040https://www.bbc.co.uk/news/uk-59807241

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