イギリスではインターネットのスピードが家選びの重要条件

不動産会社294社を対象に行ったアンケート調査によると、昨今では「インターネットのスピード」が家を購入する際の重要な選定条件の一つになっていることがわかりました。

購入者の約34%が300Mbps以上のスピードを希望、また33%の不動産会社はそのスピードがあれば家の価格を£5,000 (約77万円) 値上げできるとも。

家選びの条件を1つだけ挙げてくださいという質問に対しては以下のような結果でした。

  • 23%:物件の大きさ
  • 20%:ブロードバンドの品質(インターネット速度)
  • 18%:ベッドルームの数
  • 10%:物件の築年数
  • 9%:交通機関へのアクセス

良いインターネット環境が必須となっていて、インターネットのスピードが遅い、あるいは携帯のシグナルが弱い場合は、他の条件が良くても契約が成立しないケースが増えているそうです。

インターネット環境改善に向けて、政府は2025年までに国内のすべての家庭と企業に、光ファイバーケーブルを敷くことを約束しています。書面で?口頭で?

なお通信規制期間であるOfcomの調査によると、1,820万世帯(62%)が既に300Mbps以上の高速通信へのアクセスが可能になっているが、高額料金の為ほんの一部の人しか利用していないとのことでした。

国内でのインターネットの回線速度は平均50.4Mbpsとの記載がありました。ちなみに我が家の回線速度は日によって若干違いますが、今日は71.3Mbpsでした。ご参考までにGoogleで「speed test」と入力して検索すると1番上に出てくるInternet speed testがうるさい広告もなく、RUN SPEED TESTボタンをクリックするだけで簡単にテストができます。

先述のアンケート調査によると、スコットランドとイングランドの南西部ではインターネットの速度が最も重要な選定条件になっているようですが、ロンドンをベースにした不動産会社のFoxtonsによると、確かにパンデミック以来インターネットは重要になっては来ているけれど、他の条件の方が上位を占めているそうです。

費用対効果、物件の大きさや種類、庭の広さなどの外部スペース、周辺施設や学校への距離などの方がインターネット環境よりも重視されているとのことでした。

もしもこれから家を買うとして条件を1つだけ挙げてくださいと言われた場合、やはり私はブロードバンドの品質(インターネット速度)を選ぶのではないかと思います。

光ファイバーケーブルのイメージ:Photo by Denny Müller on Unsplash

作成日:11月16日

参考記事:https://www.bbc.co.uk/news/technology-59292653

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