エッセイ代行業は違法行為

今朝BBCのニュースを読んでいたところ「エッセイミルズ、イングランドでは違法行為となる」というタイトルの記事を見つけました。書き出しは「学生にエッセイの代行サービスを有料で提供するのは今後犯罪行為となる…」となっていました。

今までそんなビジネスがあったことすら知らなかったので少し調べてみたところ、実にたくさんの会社が世界中でそのようなサービスを提供していたことがわかりました。もちろん日本も。

エッセイミルズのミルズは ‘mill’ ミル(精米所、工場、製作所)の複数形。つまり直訳はエッセイ製作所!?

UKでの価格を調べたところピンからキリまでありました。高いところは初期アカウント設定費用が別途かかり、単語数2000のエッセイ1本で£800 (約120,000円)。2000語はページ数にすると約4ページ分になります。標準価格は£279 (約42,000円)。またライター同士を競争させた場合は£15 (約2,300円)で書いてくれるところもあるとか。さらにインドに住むライターに頼むと£3(約450円)の格安価格!(From: Thomas Lancaster)

さらに検索すると、UKの代行業者のランキング表もありました。今後は犯罪行為となってしまうことが決定した今、ライター達はどうなるのでしょう?

政府は学生の弱みにつけ込んで巧みなマーケティング手法で彼らからお金を稼ぐ代行業を違法行為にして取り締まるだけではなく、今後は学生達のサポートも強化していくそうです。

学生はもちろん代行業者に頼んで書いたエッセイを提出するのはよく無いことだとは認識しているはずですが、ある代行業者のサイトには、「学生生活は時にはストレスが溜まることも。そんな時にお手伝いします!」とか、「ライティングはとても大変な作業だけれど、我々に依頼すれば最高のものをお届けできます」みたいなことが書いてありました(悪魔の囁き?)。

中には単なるエッセイだけでなく、卒業論文、博士論文の代行もありました。もしもバレずに博士号の審査に合格しても嬉しくないと思うのですが。

一体どれだけの学生が代行してもらっているのかを調べてみたら、同じBBCで過去の記事を見つけました。

2018年にウェールズにあるSwansea Universityが5万人以上の学生を対象にアンケート調査を行ったところ、15.7%の学生が過去4年間で代行してもらったことがあることを認めたそうです。たとえアンケートでも正直に書かない学生がいたとしたら数字はもっと高かったかもしれないですが、その数字でも過去40年間の平均が 3.5%だったのに比べてかなり増えています。スマホで簡単に依頼先が見つかるようになったからでしょうか?

試しに日本のサイトを調べてみたところ、代行業者がたくさん出てきました。中には「最短60分以内に模範解答例をお届けします」「世界中のメンバーがあなたの学習をサポート」と言うキャッチフレーズや「論文の専門家が、あなたが書いたように卒業論文・昇進論文を完成させます」と言うキャッチフレーズもありました。24時間対応可能なところもありました。グローバル規模の会社、あるいは夜勤組がいるのでしょうか?

商品もバラエティーに富んでいて、通信教育レポート一括、研究発表用スライド、そして看護師さん用には「看護計画書、ケーススタディ、実習レポート、実習感想、看護系レポート、福祉系レポート」なども。実習しないで実習レポート書けちゃうんですね。

少し笑えてしまったのが、「レポートの難易度・レベルについて」と言う項目。自分の偏差値を教えると、そのレベルにあったレポートを書いてくれるのだそうです。上記の「あなたが書いたように」と書いているところと同じコンセプトですね。

確かにレポートの提出に追われる毎日は辛いでしょうが、ぜひ自分の力で書いて、その評価を受け入れて欲しいです。それに格安で他人に書いてもらうよりも自分で書いた方がはるかにマシな気がしますが。

Photo by Andrew Neel on Unsplash

作成日:10月6日

参考先URL:https://www.bbc.co.uk/news/-58811822https://www.bbc.co.uk/news/uk-wales-45358185

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