イギリスー新年の過ごし方

新年明けましておめでとうございます。

年末に感染者が増大してしまっているイギリスですが、中でもスコットランドはニューイヤーを盛大に祝う傾向があり、休日もイングランド、ウェールズ、北アイルランドが1月1日だけなのに、スコットランドは1月2日も休日です。なんでだろうと今更ながら調べてみたところ、スコットランドだけはHogmanayと呼ばれるお祭りが開催されるからだそうです。このお祭りは大晦日から夜通し続くので、1月2日は二日酔いと祭り疲れから回復するために休日にしたという説もありました。半分はジョークで半分は真実のようです。https://www.publicholidayguide.com/bank-holiday/2nd-january/

このHogmanayもそうですが、イギリスでは大晦日は花火大会と飲めや歌えや踊れやのどんちゃん騒ぎというのが恒例の祝い方で、若者はナイトクラブで踊りまくるのが恒例。そして12時になったら「蛍の光」の大合唱。これは年代を問わずのようですが、我が家では一度も歌ったことがないです。他の家庭はどうなのか?今度調査してみます。

他にはイングランド北部のヨークシャー地方では12時前に家族の一人が「black rabbits, black rabbits, black rabbits」と言い、12時過ぎると今度は「white rabbits, white rabbits, white rabbits」と唱えると縁起がいいとか、日本と同じでそれぞれ地域特有の新年の迎え方があるようでした。(What is your tradition for seeing in the new year?

今年は1月1日が土曜日、そして振替休日が月曜日になったためイギリス各地で3日まで休日、スコットランドは4日まで。にもかかわらず残念なことにオミクロンの影響で今年もHogmanay禁止条例がスコットランドでは出され、エジンバラ城を背景にした盛大な花火大会も中止になりました。ナイトクラブもイングランド以外では営業停止。このためにイングランドとの境界線近くの若者たちはイングランドのナイトクラブで新年を祝おうとし、スコットランドの首相は「そのようなことは違法ではないですが、やめてくださいね」と注意していました。

というわけで今年も恒例の「新年の過ごし方」をできない方がたくさんでした。

そんな中、イングランドは元旦の昨日もイギリス全体で162,572人の感染者のうちの大多数を占めていましたが、いまだに規制はPlan Bのみなので、ナイトクラブも通常営業、人混みの規制もありませんでした。

そこでテームズ川沿いの花火大会にも大勢の見物者が出たそうです。写真を見るとほとんどの人はマスク無し!ちなみに大晦日と元旦は観測史上最も暖かい大晦日と元旦になったそうで、日中は15℃もありました。大寒波に見舞われている日本とは正反対。

ここでもう一度イギリスの今日現在の規制について調べてみました。

スコットランド

  • 屋内でのイベントでは座席指定の場合は200名まで、立ち席の場合は100名
  • 屋外では500名まで
  • 12月27日から3週間はナイトクラブの営業停止
  • レストラン・パブなどではテーブルサービスのみ。1mのソーシャルディスタンス推奨、各グループ3家族まで。
  • クリスマスやお正月時の集まりは2家族まで、また集まる前にはテストを行うことを推奨
  • 老人ホームへの訪問は2家族までで同じくテストを受けること
  • マスク着用はほとんどの屋内スペースと公共交通機関で義務付け
  • 多くのイベント会場では18歳以上はワクチン証明あるいは陰性であることの証明が必要

ウエールズでは2mのソーシャルディスタンス、集まるのは6名まで、レストランなどでは連絡先を記入、マスクも席に着くまでは必須、屋内のイベントは30名までで屋外でも50名まで、また映画館や劇場に入場する際にNHSのCovid Passの提示が義務付け、とさらに厳しい規制が敷かれています。

北アイルランドも同様で、12月26日からナイトクラブは営業停止。屋内では着席ではない場合の集まりは一切禁止、ダンス禁止令すら出されていました。“dancing in all hospitality venues not allowed”

各国の規制について詳しくはこちらから→https://www.bbc.co.uk/news/explainers-52530518

他の国は規制が厳しくなっているにもかかわらず、一番感染者が多いイングランドでは、ただひたすらワクチン接種を国民にお願いするだけのようです。保健相のJavid氏も「People should remain cautious」(用心することに越したことはない)だけ。マスク着用もパブやレストランでは依然として不要だそうです。ただ今朝のニュースによるとイングランドの中学校ではマスク着用が1月26日までの期間のみ義務付けられたようです。

やはり初期のパンデミック時と同じでジョンソン首相はただひたすら「集団免疫」を作ろうとしているのでしょうか。

年末の記事にもジョンソン首相は「英国は昨年の今頃とは比べものにならないほど良い状況にありますが、大晦日の外出には注意を払いましょう」と述べたそうです。確かに重症者が続出して人工呼吸器が足りないという最悪の状況だった頃に比べるとマシな状況だとは納得できますが。そうとは言っても感染者が20万人を超えそうで、もしかしたら50万人になるかもしれないという専門家の予測がある中、「比べものにならないほど良い状況」とは考えにくいです。弱毒性になってただの風邪になったと彼はすでに判断してしまっているのでしょうか?

今後はクリスマスやお正月に世代を超えて集まったため、もしかしたら高齢者の感染が急増するかもしれないという専門家の懸念がある中ではありますが、多くの皆様にとって “Happy New Year” になりますように。

Photo by tom coe on Unsplash

作成日:1月2日

参考URL: https://www.telegraph.co.uk/property/home-improvement-tips/tradition-for-seeing-in-new-year/https://www.bbc.co.uk/news/uk-59834667https://www.bbc.co.uk/news/explainers-52530518

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