クリスマス-オミクロンについて良い知らせと悪い知らせ

今までトップ記事に毎日登場していたジョンソン首相は隅っこに移動し、3日連続でオミクロンは症状が軽いらしい、という記事に差し変わりました。

昨日の見出しは、”Covid:官僚たちはオミクロンのリスクは低いという研究結果を注視中”、今朝の見出しは”Covid: オミクロンにクリスマスの希望の光が見えたとJenny Harries氏が語る”。また最近は英国のニュース記事が増えた朝日新聞にも”オミクロン、重症化リスク「7割減」 新型コロナ”という記事が今日記載されていました。

これらの記事の見出しだけ読むと、「あ、重症化しないのか。じゃあ感染しても大丈夫だからみんなで集まろう、クラブにも行こう、クリスマスには予定通りパーティーしよう」になってしまいそうです。でもBBCの記事を最後まで読むと、しっかり釘を刺すような事も書かれていました。

例えば、重症化し入院する確率がデルタ株に比べて30%から70%低いけれど、感染者が2倍に増えているのであれば結局同じ数の入院患者になると。

また感染者数が約12万というすごい数に到達してしまったにも関わらず、この数は過小評価だとのことです。その理由はテストは全員が受けているわけではないし(毎日約150万)、一度感染した人たちはこの数に含まれていないから。その人たちを含めたらどれだけの数になるのか、国民全員にテストをしたらどうなるのか、想像しただけでも恐ろしいです。

また高齢者の症例が少ないので、高齢者が感染した時にどれだけ重症化するのかがまだわかっていないとも。

今週末はクリスマス。イギリスではクリスマスと翌日のBoxing Dayが休日ですが、今年は土日と重なるので4連休になります。多くの方はその後年休を取って年明けまで長期間のクリスマス休暇。イングランドは屋内で集まる際の人数制限がクリスマス明けまではほとんど無いに等しいので、多くの家族が普段会えない家族親戚と集まる事でしょう。そこで高齢者に感染してしまわないか、感染した場合は重症化しないかが専門家が恐れている事だそうです。

そしてもう一つ大きな問題に直面しているのが医療従事者の深刻な人員不足です。例え無症状でも陽性の場合は7日間の自己隔離が必要になっています。彼らも人間なのでどんなに注意していても感染してしまう事もあり、実際先週に比べて54%のNHSスタッフが欠勤しているとの報告もありました。ベッド数が余っていても医者や看護師が足りなければ受け入れ不可になってしまいます。

なんだか怖い話ばかり書いてしまいましたが、明るい事もあります。

去年のクリスマスには同居家族以外は会うことは叶わず、コロナに罹ったら重症化する確率がとても高かったです。今年はワクチンとブースター、あるいは感染による免疫力がついたため、重症化は減り、家族とも会うことができます。

そして、なんとクリスマス休暇中もブースター接種は可能だそうです。名付けて「ジングル ジャブ」キャンペーンだとか。以前のブログにも書きましたが、ブースターはオミクロンにも効果があることがわかっています(ワクチンはコロナの学校?)。この機会にブースターの予約が取れなかった人たちも接種会場まで足を運んで接種ができそうです。

気を付けながらも楽しいクリスマス休暇を過ごせますように。

作成日:12月24日

参考記事:https://www.bbc.co.uk/news/uk-59776415https://www.bbc.co.uk/news/uk-59765030https://www.bbc.co.uk/news/health-59769967、Sky news: COVID-19 boosters available on Christmas Day in NHS ‘jingle jab’ campaign amid surging infection rates

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