カミラ夫人、将来はQueen Consort(カミラ王妃)に

エリザベス女王は2月5日、ご自身の在位70周年を記念したメッセージの中で、カミラ夫人がクィーン コンソート (Queen Consort)の称号を持つことを心から望んでいると述べたそうです。

クイーン コンソートって何?と思い調べてみたところ、王の正妃 (第一夫人) とウィキペディアには書いてありました。カミラ夫人も時が来ればカミラ王妃となるのですね。

チャールズ皇太子と2005年に (お二人とも) 離婚経験があるので教会ではなく役所で結婚しましたが、プリンセスと呼ばれることはなくカミラ夫人と呼ばれ続けていました。理由はやはり結婚の背景が複雑だったから。慣習に従って「Her Royal Highness the Princess of Wales(ウェールズ公爵夫人殿下)となるはずが、ご本人は辞退され Her Royal Highness the Duchess of Cornwall(コーンウォール公爵夫人殿下)と名乗ることにした。これはウェールズ公妃として知られていたダイアナに対する英国民の根強い敬愛に配慮したものと考えられている」と同じウィキペディアに書いてありました。日本語訳では同じ公爵夫人殿下ですが、一方はプリンセスです。

なお、男女の差別が一切ない皇室かと思っていたらそうでもなく、例えばケンブリッジ公爵の称号を持つウィリアム王子と結婚したキャサリン (当時 ミス キャサリン エリザベス ミドルトン) にはケンブリッジ公妃の称号を与えられ、ケンブリッジ公爵夫人殿下と呼ばれるようになりましたが、ユージェニー・オブ・ヨーク王女殿下の称号を持つユージェニー王女 (女王の次男の次女) と結婚したジャック ブルックスバンク氏は何の称号をもらえず、彼のタイトルは ミスター ジャック ブルックスのままだそうです。ちなみに眞子さまが一夜にして眞子さんに変わった日本と違い、イギリスでは女性が結婚した後もプリンセスのタイトルは残りますので、彼の奥さんは ジャック ブルックスバンク夫人ユージェニー王女殿下になりました。長いですね。

また王子が王様になった時は、その奥さんはクィーン コンソートになれますが、逆の場合はキング コンソート にはなれないようです。フィリップ殿下の称号はPrince Phillip, Duke of Edinburgh(エディンバラ公フィリップ王子) でした。(参考記事はこちら)

なかなか複雑なイギリスの皇室の称号。ただ今回は夫人から一気に王妃になると言うビッグニュースだったため、各新聞のトップニュースとなり、最近トップだったジョンソン首相の関連記事はその影に隠れていました。

なおエリザベス女王の在位70周年にあたり、数々の記録も公表されていました。その中に、「在位中14名の首相が就任」との記載がありましたが、そこはもうすぐ15名に書き替えられるのでしょうか?

他には「31%の国民が女王にあったことがある、あるいは見かけたことがある」「マダム・タッソーの蝋人形館に展示された人形の数は23体」と言うのもありました。

女王様、噂によるとダイアナ元妃とは折り合いがよくなかったようですが、カミラ夫人とは良いという印象を受けました。

74歳になったカミラ夫人は家庭内暴力の被害者を支援する団体などを始め、他にもいろいろな場で活動されているようです。

作成日:2月7日

参考記事:https://www.bbc.co.uk/news/uk-60274816https://www.express.co.uk/news/royal/1318486/Prince-Philip-title-Why-is-Prince-Philip-not-Kingja.wikipedia https://www.bbc.co.uk/news/uk-60279761

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