ジョンソン首相、ついに辞任
2日前に閣僚2人が突然辞職願を提出してから、次々と辞職願が出され、その内容がジョンソン首相にはこれ以上ついていけないと言ったものばかりでした。
それにも関わらず、ウクライナ紛争もあり、深刻な経済危機の今、自分が辞める訳にはいかないと辞任の意思がないことを明確に示していました。それでも辞職願は増え続け、50通を超えたと言われています。しかも首相に辞任を促した閣僚の1人を首相が解雇するという無茶な行動もしていました。
このように首相がポジションにずっとしがみついている際、クリング(CLING)という表現が使われます。今回も「Johnson clings to power…」(首相は権力にしがみついている」などの表現が目に付きました。ちなみに英語ではサランラップなどのラップのことを「Cling film」と言います。なのでクリングという表現を目にするたびに首相の座にピッタリとくっ付いている姿を想像してしまいました。
話が逸れましたが、もうそろそろ首相官邸前で本人による発表があるようです。
後継者の話も出ていて、先日辞職したリシ スナック元財務大臣やサジド ジャビド元保健相も候補に上がっていました。
なお、首相が辞職を発表するのは決まりましたが、その後すぐに段ボール箱に所持品を詰めて首相官邸を去るのではなく、後継者が決まり、国会の長い夏休みを終えた秋まではジョンソンがイギリスの首相として残るとか。今年の夏休みは2週間後の7月22日から9月4日までだそうです。
ただ、こんなに閣僚や議員が続々と辞めてしまった穴あき状態の政府が秋まで持つわけがないという説も出ていて、それは今後の課題の一つのようです。
作成日:7月7日
参考先URL:https://www.bbc.co.uk/news/live/uk-politics-62072419
アイキャッチ画像:Photo by Mathew Browne on Unsplash
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