7月19日には規制が緩和される予定ですが、そうなると感染者がさらに増え続けると言うのが大方の予想です。それでも重症化しないから予定通り緩和するとのことですが、ここで新たな問題が取り上げられています。濃厚接触者の自主隔離です。
イギリスはフットボール(サッカー)とテニスの発祥地、ここ1-2週間はEuro2020とWimbledonの観戦に忙しく、しょっちゅうチャンネルを変えていたり、録画をしていたファンの方も大勢いらっしゃることでしょう。ちなみに英国ではサッカーと言わず、フットボールと呼んでいます。
19日に規制が緩和された場合は、ソーシャルコンタクトの制限解除、ソーシャルディスタンスルール(1m以上)も医療現場や空港の入国審査場など特殊な例を除き廃止、マスクは着けなくても違反にはならない、などだいぶ「自由」になります。なお、予定通り緩和されるかどうかは1週間前の12日に決まるそうです。
全ての規制緩和が2週間後に迫った今日(7月5日月曜日)、ジョンソン首相からイギリスでのソーシャルディスタンス、マスク着用、在宅勤務、養護施設訪問ルールなどについて夕方5時頃会見が行われます。それにロックダウンが長期化することによる経済的なダメージやメンタルヘルス、家庭内暴力など、さまざまなことも起きているので、コロナ絶滅までロックダウンを続けるのがベストとは言えないようです。
UKではパンデミックによる休職のことをFurloughと呼んでいます。このファーロー制度により、勤め先から休職を言い渡された場合でも、政府が給与の80%を負担してくれていましたので、多くの人たちが解雇の危機から免れました。