北極グマ、温暖化により病気のリスクが高まる
今日のニュースで11月3日からサー ディビッド アッテンボローによる自然史ドキュメンタリーの新しいシリーズが始まることを知りました。今回はアジアがテーマになっています。
彼は今まで数多くのドキュメンタリー番組を作成し、ナレーターを務めています。今回もまた彼がナレーターですが、なんと98歳。今まで観たドキュメンタリー番組では彼も撮影に加わっていましたが、今回はどうなのでしょう?
と余計なことを考えながらも、5日ほど前に読んだ北極グマが病気にかかるリスクが高まっているという記事を思い出しました。
原因は温暖化でした。北極の温度が上昇したため、今まで存在していなかったウイルス、バクテリア、寄生虫が彼らの体内に入り始めたのです。それも彼らが直接ウイルスなどの病原菌に感染するのではなく、多くの場合は餌であるアザラシや魚、鳥類などが感染し、それらを食べたために体内に入り込むようです。
また氷が温暖化で少なくなっていくと陸地で過ごすことが多くなりますが、陸地では食べ物があまりありません。こうなると一般的にクマは病気に対して強い抵抗力を持っているはずが、弱まってきてしまいます。
その記事には北極グマについて以下のことが書かれてありました。
- 世界中で約26,000頭の北極グマが生息していて、その大部分はカナダにいる。アメリカ、ロシア、グリーンランド、ノルウェーにも生息している。
- 国際自然保護連合によって絶滅危惧種に指定されている。その減少の主な理由は気候変動。
- 成長したオスは体調3m、体重は600kg近い。
- 一度に45kgもの脂を食べることができる。
- 嗅覚が優れていて、最大16km離れた獲物を嗅ぎつけることができる。
- 前足がわずかに水掻きのようになっているため、時速10kmで泳ぐことができる。
- 泳ぎが得意(?)で、沖合100kmでも目撃されている。
このまま地球の温暖化が進むと北極圏の氷がますます少なくなり、氷の下に住むアザラシなどの狩ができなくなってしまいます。その結果体力も落ち、温暖化により発生している病原菌とも戦えなくなってしまうという負のループに落ちて繁殖にも影響が出ます。
地球の温暖化により絶滅の危機に瀕している他の動物と同様に、北極グマたちが無事絶滅の危機から無事復活できますように。
作成日:2024年10月29日
参考先記事URL:https://www.bbc.co.uk/news/articles/c1e7pl3evd0o、https://www.ecostylepower.com/ecolopii/archives/251
アイキャッチ画像:Photo by Hans-Jurgen Mager on Unsplash
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