首相選び、今日は第2ラウンド
2日前には「次期の保守党党首=首相になりたい人は18時までに20名の支持者を集めてから正式に応募すること」とアナウンスがあり、当初は11名が立候補すると言われていましたが、そのうちの1人はリシ スナック元財務大臣の支持をすることにし、10名になっていました。ところが、保健相であるサジド ジャビド氏を含む2名は締切の18時までに20名の支持者を集められなかったため断念。最終的に8名が揃いました。
そして第1ラウンドでは保守党の議員全員が誰か1人を選ぶのですが、ここでは30名の支持、つまり30票を得られなかった候補者は何名でも即アウトになります(ボクシングみたいにノックアウトと言う表現を使っていました)。
ここでは2名の候補者が30票を集められずに退場しましたが、そのうちの1人、ジェレミー ハント氏は18票だけだったそうです。応募の際には20人の支持者を集められたのに、そのうちの2人は今度は別な人を支持したと言うこと?
第1ラウンドを1位で通過したのはリシ スナック元財務大臣(88票)。公約ではやはり他の候補者が即刻減税を唱える中、一番国民を苦しめているのはインフレだから、そちらを優先させると「他の人とは違う」感を出していました。
2位で通過したのはペニー モーダント通商制作担当相で67票、3位がリズ トラス外相で50票。4位がケミ ベイドノック元レベリング アップ担当相で40票と女性議員が続きました。そして5位がトム トゥーゲンハート下院外交委員長で37票、6位がスエラ ブレイヴァーマン法務長官で32票のギリギリセーフ。そして今回先に進めなかったナディム ザハウィ財務大臣(スナック氏の後任で、大臣に任命されたら即ジョンソン首相に退陣するように意見した人)で25票、最後が先ほどのジェレミー ハントの18票。
これだけ残りの人を引き離して1位になったのでスナック氏が首相になるのはかなり確率が高いと思っているのですが、世界的に有名な?オッズチェッカーと言う賭けのサイトによると、ペニー モーダント通商制作担当相が勝つと予想している人がかなり多いとか。
いたって真面目なニュースサイトでいわゆる賭博サイトの情報を載せるのは不思議だな、と思ったのは私だけ?
今日は第2ラウンドが行われていて、何票獲得しようが最下位の候補者が脱落となり、明日から3日間はお休みし、週明けの月曜日からまた再開。そこで4名に絞られ、火曜日が3名、水曜日が2名となったところで国会の長い夏休み。そのお休み中に郵便による投票が行われますが、保守党の議員ではなく党員全員が投票することになり、その数は約20万人と言われています。そして新しい首相の名前が発表されるのは休み明けの9月5日だそうです。
なお、保守党員の数はBBCのこちらの記事によると20万人だそうですが、同じBBCでも別な記事によると約16万人と記載されています。その差4万人⁉︎
作成日:7月14日
参考記事URL:https://www.bbc.co.uk/news/live/uk-politics-62158367/page/3、THE INDEPENDENT、https://www.oddschecker.com/politics/british-politics、https://www.bbc.com/japanese/62159096
アイキャッチ画像:Photo by Annie Spratt on Unsplash
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