バッキンガム宮殿へ

昨日は私達なりにお別れを言うためにバッキンガム宮殿に行ってきました。宮殿の主は不在です。今日(13日)の19時に女王様の棺はスコットランドからバッキンガム宮殿に戻ってくる予定で、明日の午後は宮殿からウエストミンスター ホールに移り、17時からは一般人も棺の前でお別れができるとのこと、それも24時間体制でお葬式当日の早朝6時半までです。そこで木曜日以降にロンドンに行くことも考えたのですが、「行列に長く並ぶことになる。何時間も、あるいは夜通しになる場合も。しかも行列は常に動いているので座ることもできないことを覚悟してください」との注意があったので諦めました。

昨日は夏が戻って来たような青空の広がるいいお天気。宮殿前は混雑していましたが、献花はグリーンパーク内ですることになったため、ゲートの前の花束は片付けられていました。

国旗は半旗です。

至る所に「献花をしたい方は標識に従ってグリーンパークの特設場に置いてください。ここに置くと処分されます」との標識がありました。3日前に調べた時は「12時間経過するとグリーンパークに移動します」だったのが「処分」に変わっていました。

それにも関わらず、やはり警備員の目を盗んで(?)花束が置いてありました。それも看板のすぐ後に。「規則は破るためにある」という言葉が頭に浮かびました。

衛兵も正面入り口の左右に2名ずつ合計4名。一人だけ何だか帽子が曲がっているのが気になりました。

グリーンパークの献花エリアにのろのろと行列しながら移動しました。一ヵ所に花束が山になっているのではなく、広い敷地内に何ヵ所も花束の山があり、たくさんの人が花束やプレゼントを眺め、カードを読んだりしてそれぞれの形でお別れをしていました。

日本ではお悔やみの花は菊がメイン、そして蘭や百合の白い花、あるいは落ち着いた色の花ですが、イギリスでは色とりどり。ひまわりやバラが多かったのですが、ミニカボチャや葉っぱも。

国旗の前にしゃがんで物思いに耽っていた女の子がとても愛らしかったので思わずパチリ。でも親御さんの許可を得ていないのでスケッチ風に加工しました。女の子のお母さんが他の方に話していたのが聞こえましたが、6月にみんなで盛大にジュビリーのお祝いをして楽しかったので、女王様が大好きなんだそうです。

70年間国民のために尽くしてくださった女王様。19日(月曜日)のお葬式の後、棺はウインザーまでまっすぐ伸びるロングウォークを通り、ウインザー チャペルのセント ジョージ礼拝堂に。そこで告別式が行われ、それが最後の行事となり、その後は礼拝堂内でお父様の国王ジョージ6世、クィーンマザーと呼ばれていたお母様、妹のマーガレット王女と同じ場所に埋葬されるとのことです。

どうぞ安らかにお眠りください。

作成日:9月13日

参考先URL:https://www.bbc.co.uk/news/uk-62861617

アイキャッチ画像:Photo by Nobuko

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