ウクライナとメンタルヘルス

昨日の事になりますが、「ウクライナ紛争、どうやって自分自身や子供たち、そして他の人を助けることができるのか」記事がBBCにありました。

この場合の「助ける」はメンタル面でのサポートのことです。

朝起きてすぐにニュースをチェックし、ウクライナの状況を知り、とても不安になるとしたら、それはあなただけではない、と始まっていました。2年続いたパンデミックの後では、吸収しなくてはいけないことが多過ぎて圧迫感を感じるほどの不安に苛まれるのは正常な感情で、また目の前のおびただしい数の写真を見て心を痛めるのはごく自然なこと、そうでなければ人間とは言えない、とも書いてありました。

では、どうしたらいいのか?答えは「基本的なことだけれど、よく食べて、外に出て、スマホから離れて、人と交流し、休息すること」。これが実は簡単そうだけれど、ストレスを感じている時ほど実行しにくいことなのだそうです。

この基本なことができない場合は2つのステップに分けるといいと書いてありました。1つ目のステップが自分をストレスの誘因となることから遠ざけて「マインドフルネス」を実行できる時間と空間を作ること。このマインドフルネスという単語も最近は聞くようになりましたが、馴染みのない言葉でした。日本のあるサイトによると、「マインドフルネスとは、単純に言えば、その一瞬にその一瞬に全力を傾けること」だそうです。(マインドフルネスって何?効果と実践法

そしてこの1つ目のステップは(瞑想できる場所の確保だけでなく)スポーツをすることでも犬の散歩でもなんでもいいそうです。

次は自分に合ったやり方を見つけて、自己鍛錬に集中できる時間を作ること。それはしっかりとランチ休憩を取ることや仲間とスカッシュをすることでもいいので、とにかく決めたことを実行すること。

そんなの誰でもできると思ったのですが、自分に当てはめてみて、ランチ休憩をしっかりと取っているかというと、ランチを食べながらもずっと戦争のことを考えていたり、時にはスマホの画面を見てしまい、目の前のランチをあまり見ず、味わうこともなく、機械的に口に運んでいたりします。中にはテレビで悲惨なニュースを見ながら食べている人もいるのでは?またスポーツをしている時でさえも、不安なことばかり考えてしまっている自分に気づいたり。

基本的なことを実行するのは難しいです。

また不安感に襲われている時に避けなければならないのが、「ドゥームスクローリング(doomscrolling)」だそうです。初めて聞いた単語ですが、doomには運命や命運と言う意味があり、scrollingは画面をスクロールすることによって画面に表示されていない部分を見る、という意味なので、強いて日本語に訳すと、「運命スクロール」でしょうか?ちょっと変な訳ですね。どんな行為を指すのかというと、ネガティブなニュースばかりを長時間見続けることだそうで、自分にも心当たりがあり、ハッとしました。

「これは世の中が不安定な状況にある時は誰でもする行為だけれど、自分の心の隙間を役立つ情報で埋めるのではなく、自滅しないとも限らない」と心理学者のヘップバーン氏が述べていました。

自分の周りで起こっていることを明白にするためにもっと情報を入手しようとし、それにより同じ情報を何回も見続けることになってしまい、離れられなくなり、より混乱状態になってしまうそうです。

ニュース記事、テレビ番組、ソーシャルメディアをチェックするのは時間を限るようにして、その後はリラックスすることも大切。またニュースもちゃんとした番組や記事を読むようにし、人々の不安を煽るようなメディアは避けるようにと。よく新聞でも週刊誌でも発行部数を上げるために、半ばでっち上げの記事に溢れている時があるので、避けたいです。無惨な写真をいくつも見続けるのも避けて欲しいことの一つだと同記事に記載がありました。

ニュース記事から一歩離れると自分がコントロールできない(戦争の)ことを考えずに済むので、心がすっきりするから、離れることがとにかく大事だと。

暗い気持ちから逃れる時間作りが大切だと言うことを再認識しました。これは現実から目を背けるのとは違い、自分の、そして家族のメンタルヘルスにも重要なことですね。

私も次に食事をするときはスマホは別な部屋に置き、警告音も鳴らないようにし、目の前の食事に集中する、という基本的なことだけれど、なかなかできないことから実行するようにしてみたいと思います。もちろんテレビもラジオもNGです。

作成日:3月2日

参考先URL:https://www.bbc.co.uk/news/uk-60557186

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