イースターの休み明けを迎えるジョンソン首相
休暇明けに出勤するのは多くの人にとって憂鬱かもしれませんが、ジョンソン首相も確実にその中の1人ではないかと今朝BBCを読んでいて思いました。
多くの人がイースター休暇の真っ最中の先週の水曜日にジョンソン首相は罰金を課せられてしまいましたので休みどころではなかったと思います。この罰金に関するメールが警察から送られたタイミングはそれこそ「青天の霹靂」。彼の広報担当者はちょうどナイルの川下りを楽しんでいたところだったそうで、電気もないフェラッカ ボートと呼ばれる木造の帆船の上で、かろうじてモバイルバッテリーを持っていたので電池切れにならず首相と会話ができたみたいです。
罰金の件ではマスコミにも追われていましたが、少なくとも多くの議員たちはイースターホリデー中で国会もお休み、毎週水曜日に行われる「首相への質問タイム」もありませんでした。
首相はこの罰金の他にも、フランスから渡って来た難民をルワンダに移送する計画を立てていて、15日に試験的な計画を発表。これに関しても「非人道的」「自分達の義務を放棄してルワンダに『外注』するなんてとんでもない計画」など非難轟々です。
しかも罰金に関してはまだ終わったわけではなく、今回の罰金の対象となった「首相自身のバースデーパーティー」は他の調査対象になっている集まりに比べると比較的マイナーな方。と言うことは今後も新たに罰金が課せられる可能性が十分残っています。
ジョンソン首相は「罰金を課せられたからと言って、辞任はしない」と公言しましたが、明日から始まる国会等でどのように自分の立場を守っていけるのか、他人事ながら心配になったイースター の最後の祝日(イースター マンデー)でした。
作成日:4月18日
参考先URL:https://www.bbc.co.uk/news/uk-politics-61140292
アイキャッチ画像:Photo by Michael Starkie on Unsplash
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