夏なのに新たなコロナの波?

イギリスではコロナの感染者が再び増えつつあります。日本も同様だと聞きました。そんな中、昨日のBBCの記事は以下のように始まっていました。

「ため息をつくのも無理はない。ウクライナ紛争から始まって、何もかもが値上がりし、今度はコロナがまた姿を現し始めたのだから…。」

最新の統計によると6月に入って感染者数は倍に増えているそうです。エジンバラ大学のリンダ バウルド教授も「今は悪い状況になっている」と述べていました。「社会に混乱を及ぼしているし、中には深刻な影響を受けている人も。ただ、以前に比べるとまだその割合は小さい」と。

https://www.bbc.co.uk/news/health-61995463

今回の波の原動力になっているのがBA.4とBA.5と言うオミクロンの変異株で、オリジナルのオミクロンはウイルスを排除するための免疫をも壊してウイルスを拡散させる力を持っていましたが、この2つはさらにその力が増したとされています。そしてそれらはプラチナ ジュビリーやグラストンベリーの音楽祭などの夏の大イベントの前から既に広まっていたそうです。

インペリアル カレッジの免疫学者であるダニー アルトマン教授は「我々を感染させるために次々と変化するのはとてもショックだけれど事実。オミクロンが去年の冬に出現した時は最悪のホラー映画を見た気分になったが、それ以降もさらに悪さをする変異株をどんどん我々に投げつけている」と述べています。

この2つはワクチンや感染によって作られた防御壁を容易く避けて体内に入り込むようで、何度もコロナに感染してしまうのがもう当たり前になってきてしまいました。

この変異株に感染し、症状が出た人のほとんどは「悪い風邪以上」の症状が1週間から10日ほど続くようです。またこの2つがオリジナルのオミクロンよりもより危険だという確証はありませんが、これだけ感染力が高いと抵抗力のない人たちが感染してしまうリスクは大きくなります。

ただ、やはりワクチン導入前と後では違いがはっきりしていて、現在はイギリスでの感染者数が230万人と言われていますが、これだけの人がワクチン導入前に感染していたら病院は患者で溢れ、死者の数も相当だっただろうと言われています。

バウルド教授は、南アフリカやポルトガルなど既にこの2つの変異株が増え続けていた国々は、もう感染させる対象者がいなくなり、数が減って来ている。我々も同じ道をたどり、もうすぐ減り始めることを期待していると述べています。

ただあまり楽観的にはなれないとも。と言うのはコロナはインフルエンザと同じとは言えないそうです。インフルエンザが流行るのは冬だけなのに、コロナは夏にも波がやってきています。

彼は「次の冬に備えてワクチン計画を進めることも対応策だけれど、誰にどのワクチンを投与するのかも大きな決断である。ファイザーもモデルナもオリジナルのオミクロンに対するワクチンを開発済みだとアナウンスしたけれど、オリジナルのオミクロンは既に過去のものとなっている」と最後に述べていました。

なお、パンデミック到来以降も5人に1人は一度もコロナに感染していない、という数字も公表されています。私は何度かテストをしてみて、今のところすべて陰性でした。でも自分がその5人に1人なのか、無症状で何度も感染しているのかは謎です。

Photo by Danny Howe on Unsplash

作成日:7月2日

参考先URL:https://www.bbc.co.uk/news/health-61995463Office for National Statistics-Covid-19

アイキャッチ画像:Photo by Kelly Sikkema on Unsplash

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