新型コロナの変異種「XEC」が秋から流行る兆し

今日のBBCにはコロナの記事が載っていました。新しい変異種がドイツで見つかり、じわじわと感染が増え始めていて、もしかしたらやがてそれがコロナの変異種の中ではメインになるそうです。

その名はXEC。ドイツで6月に見つかってからイギリス、アメリカ、デンマークなどに広まり、他の国でも徐々に見つかっているようです。

最新のワクチンは最近の変異種に合うように作られているけれど、このXECは含まれてはいない、それでもやはりワクチンを打っていると予防にはなる、ということでNHSは重症化する可能性の高い人には無料の予防接種を提供し始めました。ワクチンの案内が届いたら、ぜひ受けるようにと呼びかけています。

この変異種、たちが悪そうです。カルフォルニアにあるスクリップスリサーチトランスレーショナル研究所の所長エリックトポル氏は、「まだXECは始まったばかりで、新しい「波」を作るには数週間、あるいは数か月間かかるが、間違いなく主導権を握ることになるだろう」と述べていました。

なんだか怖いです。

症状は従来のインフルエンザや風邪の症状と同じだと考えられていて、以下を挙げていました。

高熱
体の節々の痛み
疲労感
咳あるいは喉の痛み（喉も痛くて咳もひどい、というのではなく、どちらか一方なのでしょうか。原文では「a cough or sore throat」という表現でした。）

ほとんどの人は数週間で症状はよくなるけれど、ちゃんと回復するには時間がかかる場合もあるとのこと。またドイツとデンマークで特に感染が広がりつつあるとも書いてありました。ただ定期的なチェックなどがあまり行われていない今となっては、感染がどれだけ増えているかはどこの国でも把握しづらいようです。

コロナも普通のインフルエンザと同様の扱いになってはいますが、やはり感染予防は大切で、万が一かかってしまったら周りの人、特にお年寄りや既往症のある人には移さないように気をつけたいものです。

作成日：2024年9月16日

アイキャッチ画像：Photo by CDC on Unsplash

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