パーティー疑惑、ジョンソン首相も罰金

数時間前に今日30件の罰金請求が発生したことをブログに書きましたが、先ほどの速報ではジョンソンも財務大臣のスナック氏も今回の対象者に含まれていたことがわかりました。そして首相夫人も!

まだどのパーティーかまでは判明していませんが、これで「法律違反などは一切していない」「集まりに参加したことはあるが、パーティーではなく仕事上必須な集まり(会議)だと思っていた」と言い続けてきましたが警察には認められなかったことが証明されました。

同じニュース記事には今までの首相の発言集がまとめられていて、よくもまあこれだけ何回も自分達の行ってきたことを否定できていたな、と思ってしまいました。

もちろん反対派政党の議員たちからはたくさんの「辞任しろ!」コールが届いています。労働党首のスターマー氏、スコットランドのスタージェン大臣は「Mr Johnson and Mr Sunak must resign」(彼らは辞任しなければならない)と発言しています。そしてコロナによって亡くなった人たちの遺族の会も、「もう首相も大臣もこれ以上今のポジションを続けられるわけがない」と述べていました。「愛する家族との別れに立ち会えない苦しさの中にいたとき、これだけ多くの政府の上の階級の人たちが違反をして集まっていたなんて、信じられず心が痛む」とも。

イギリスは今イースターの春休み中ですが、自由民主党のリーダーであるディビー卿は議会を召集し不信任投票を実施するよう求めています。でも春休みを家族と国外で過ごしている議員たちも多いのでは、と思わず心配してしまいました。

議員の中にはいったん提出した不信任案のレターを取り下げて、警察の捜査の結果やスー・グレー氏からの報告書を待っている人もいましたが、これだけの証拠が揃ってしまったので、再度提出するのでしょうか?

「罰金に意義を唱えれば、警察はその件について再検討し、罰金を撤回するか、裁判に持ち込むことになる」のですが、首相は意義を唱えてとりあえず先延ばしにするのかな、とふと考えてしまいました。

Image by paulbloch from Pixabay

作成日:4月12日

参考先URL:https://www.bbc.co.uk/news/uk-politics-61083402

アイキャッチ画像:Image by Sarah Larkin from Pixabay

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