ヒースロー空港のスト

イギリスは先週末から夏時間になり、25日(土)の深夜に時計が1時間進みました。正確には午前1時に午前2時になりました。パソコンやタブレット、スマートウォッチでアナログ時計の画面をを見ていると1時間時計の針がジャンプするので面白いです。

そしてほとんどの学校が来週から2週間のイースターホリデー(春休み)になります。

そんな中またしてもストのニュースが今朝のトップ記事の隅っこに載っていました。なんで隅っこになってしまったかというとトランプ元大統領が逮捕されるかもしれないという記事がトップを占めていたからです。

今回ストを決行するのは、前々回のブログ(イギリスのスト、今度はパスポートセンターとヒースローのセキュリティ)に書きましたが、ヒースロー空港のセキュリティスタッフ約1400名。主にターミナル5で働いている人たちがほとんどで、あとは貨物関係のセキュリティスタッフのようです。ターミナル5は英国航空の国内便、国際便、すべてのフライトが発着しているターミナルです。ストをやるのはかわいそうだから被害を受けるのは自国の航空会社だけにしたのでしょうか?とは言っても乗客はイギリス人だけではありませんね。

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このストを前にして昨日空港側と労働組合側で11時間にわたる話し合いが行われたのですが、合意を得てストを中止にすることはできなかったそうです。空港側曰く「1月1日にさかのぼって10%の賃上げ、プラス£1,000以上の特別手当を出すことを提案した」というのですが、組合側の意見はこのBBCの記事には書いてありませんでした。もしそれが本当の提案ならとてもいい条件だと思うのですが。

空港側は対応策も用意していて、1,000人の臨時スタッフを確保したし、管理者側も現場を手伝うので大丈夫だと述べています。また混雑を緩和するため、新たに航空券を売らないようにし、無料で日程の変更ができるように各航空会社に通達したとのことでした。そのため英国航空はあらかじめ300便の欠航を決め、ヴァージンアトランティックはフライトの予約変更を無料で行うことを了承して、このストに備えているようです。

また長距離便の乗客には3時間より前、中・短距離便の乗客には2時間より前には来ないでくださいと呼びかけているとか。でも飛ぶ側としては飛行機に乗り遅れたくないため、普段よりも早めに空港に行きたくなるので、なんだか混雑しそうです。

実は去年のイースターにパンデミックも収まりつつあり、旅客が増えたにも関わらず、空港側がその対応に間に合わなかったために大混乱が起きました。セキュリティチェックに長蛇の列が発生し、1日に100便も欠航せざるを得なかった苦い経験があったのです。空港側としてはそのような混乱が再び起きないようにしないと政府からもお咎めを受けることになるので、今回こそはきちんと対応しないとなりません。ただ、セキュリティスタッフのストに加えて、フランスの管制官もこの時期にストを検討中らしく、この「外的要因」でフライトに遅れが出そうです。この時期にヒースローを利用する方は事前にチェックをし、ストをかわして楽しいホリデーを過ごすことができますように。

Photo by Jordy Muñoz on Unsplash

作成日:3月31日

参考先記事URL:https://www.bbc.co.uk/news/business-65131922

アイキャッチ画像:Photo by Nick Fewings on Unsplash

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