規制緩和に向けて

全ての規制緩和が2週間後に迫った今日(7月5日月曜日)、ジョンソン首相からイギリスでのソーシャルディスタンス、マスク着用、在宅勤務、養護施設訪問ルールなどについて夕方5時頃会見が行われます。

スコットランド、ウェールズ、北アイルランドはそれぞれに一任していますので、今回もイギリスだけのロードマップ(行程)になります。

彼によると、4つの項目を検討した上で予定通り7月19日に規制を緩和するか判断するとのこと。ここで言う4つとはワクチン接種の割合、効果、入院数、変異株についてで、判断結果は7月12日に公表するそうです。ちなみにワクチン接種に関しては、UK全体で63%の成人が2回目も接種済みで86%が少なくとも1回目を接種済みだそうです。

それにしても毎日感染者数が増加しているイギリスで、「こんなに増え続けているのになんで緩和するの?」と思っていましたが、その理由もこの記事に詳しく説明されていました。

感染者数は以下のグラフにあるように、去年の秋とほとんど同じ曲線を描いています。

ところがワクチン効果で、重症化による入院数は確実に減っています。また死亡者の割合は去年の冬のピーク時には60人に1人でしたが、現在は1,000人に1人だそうです。

それにロックダウンが長期化することによる経済的なダメージやメンタルヘルス、家庭内暴力など、さまざまなことも起きているので、コロナ絶滅までロックダウンを続けるのがベストとは言えないようです。

この記事にも、全ての規制緩和はまだ時期が早すぎる、という人もいれば、少しやり過ぎではないか、もっと早くに解除すべきだったと言う人もいると記載されていました。

コロナ終息(完全に終わること)は他のインフルエンザと同様不可能ですが、集団免疫ができる、感染者、重症化が減るなどして1日も早く収束(ある一定の状況に落ち着く)しますように。

投稿日:7月5日 参考記事: https://www.bbc.co.uk/news/uk-57715496

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