スコットランドで増え続けるコロナ

すべての規制を取り払ったイギリスですが、最後まで規制が残っていたスコットランドで最近コロナ陽性者が増え続けています。

それにも関わらずコロナと共存するという政府の方針に沿って予定通り3月20日には他の地域と同様、ほとんどの規制が解除されました。ただしイングランドと違って公共交通機関や一部の屋内でのマスク着用義務だけは残っているようです。

なぜスコットランドで急増しているのかは今日読んだ2本の記事には書いてありませんでしたが、国家統計局によるとスコットランドでは現在約11人に1人がコロナに感染しているとのことです。イングランドとウェールズは16人に1人の割合、北アイルランドは17名に1人ですが、北アイルラインドだけは感染者数が減っている、つまり他は増え続けているという報告がありました。スコットランドに関しては毎日感染者数や入院患者数の最高記録を更新しているという嬉しくないニュースも載っていました。

下記のグラフはスコットランドの病院に入院中のコロナ感染者数になります。

それでも政府は何も対策を取っていませんが、これは重症患者が少ないからです。ただしいくら重症化するケースが少ないと言っても、これだけ陽性者が増えていれば中には重症化する人も出てくるので、病院によってはかなり状況が逼迫しているようです。これはスコットランドに限らず、たとえばイングランドでは23,217名の医療スタッフが現在コロナに感染したため、あるいは隔離中のため欠勤していて、3月13日の週に比べると31%も増えているとの記載がありました。

3月24日の時点では17,440人の入院患者がコロナに感染していて、そのうちの約半数は他の疾病で入院しているけれどコロナにも感染しているとのこと。そうなると病棟を別にするなどのコロナ対策も取らなくてはいけないので、ますます病床が足りなくなる悪循環も生じています。

救急で運ばれた患者さんに対してもスタッフ不足のために「到着して4時間以内に診察する」というターゲットを達成できない病院もたくさん出てきているとも書いてありました。

ただ救急で運ばれてきた患者さんの中には他の場所での対応も可能な患者さんも多いので、本当に生命に危険のある場合以外は救急車を利用しないで欲しいと呼びかけていました。他の場所とはたとえば軽症患者用のサービス(Walk in Centreと呼ばれています)、かかりつけの医者、薬局、24時間受け付けているNHSの111電話サービスなどです。

イギリスの多くの地域ではここ1週間以上晴天が続いていて気温も20度近く。木々の芽も膨らみ、花も咲き、多くの庭先も色とりどりの花が増え、日も長くなりました。そんな中「まだまだコロナはいるからね」と警告が届いたような今日のBBCの記事でした。

Photo by ali elliott on Unsplash

作成日:3月25日

参考先URL:https://www.bbc.co.uk/news/uk-scotland-glasgow-west-60874053https://www.bbc.co.uk/news/health-60872687

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