日英ワクチン比較
最近朝日新聞に「データで見るコロナワクチン 日本の摂取状況」というコラムがあることに気づきました。
気になったので、UKの状況を調べてみたところ、カラフルではありませんが以下のグラフが見つかりました。提供先は以前にも引用したOur World in Dataからです。三日前の更新なので、若干増えていると思いますが、2回目接種者の数が大幅に違うことがわかります。
また今朝のBBCニュースによると、18日の今日はNational Health Service (NHS)が18歳から20歳の成人1500万人にワクチン接種に関しての招待メッセージをスマホに一斉配信するそうです。私もスマホにNHSからメッセージが届き、そのリンクからすぐに予約できました。
この日英の差には色々な原因がありそうですが、その中の一つに、ワクチンを接種できる人の数の違いがあるのではないでしょうか?ちなみにワクチン接種をする人のことをVaccine Administrator、またはVaccinatorと呼ぶようです。
日本では、ワクチン接種は医療行為であり、薬剤師が接種することも5月下旬の時点ではまだ認められていなかったそうです。https://project.nikkeibp.co.jp/behealth/atcl/feature/00010/052000063/?P=1
一方UKでは、以下の条件が合えば、医療従事者でなくてもトレーニングを受けた後にボランティアとしてワクチン接種ができるようになります。
①18歳から69歳、②少なくとも2つ以上のAレベル保持者(なんのAレベルかは問わないようです)、③Covid 19のリスクが低いこと、④身元調査を受けること…。たったのこれだけ?
また普段ワクチン接種などしたことがない以下の医療従事者もトレーニング後に接種することができるそうです。
救急医療隊員(救急車の運転手)、理学療法士、医大生、栄養士、スピーチセラピストなど。詳細は英国医師会のサイトに書いてありました。
トレーニングに関しては、最初はオンラインでセオリートレーニング、次の実技は会場、あるいはZoomで、だそうです。(参考記事:Vaccination Course – NHS Training – geopace.net)
日本に住んでいる知人によると、「歯医者さんもできるようになったのですが、正規の医者から見て眉をひそめていたりしています。」とのこと。そのお医者さんたちがイギリスのワクチン接種者の状況を知ったら卒倒してしまうかもしれないですね。
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