コロナとの戦い、イギリスではもうすぐ終わる?
イングランドおよびウェールズで7月19日にほとんど全ての規制を緩和した際、科学者たちからは「極めて危険」「非論理的」と批判されていましたが、2週間が経ち感染者数と入院者数は減ってきています。と言うことはこの危険な「賭け」に勝ったのでしょうか?
以上が今日のBBCニュースの書き出しでした。(https://www.bbc.co.uk/news/health-58078900)
政府のサイトによると感染者数は確かに減っていますが、入院患者はそれほど減ってはいないようです。亡くなった方の数も去年の冬に比べれば大幅に現象はしていますが、増えていました。
一時期感染者が10万人、或いは20万人になると予想されていましたが、それは「極端な例」で、そうなる可能性はあった、またその可能性を公表することで人々の行動を抑止する効果はあった、とのことでした。確かに20万人と言う数字を読んだ時はとても不安になり、今まで以上に引きこもりになりました…。
20万人になるかもしれなかった感染者が2万人になると安心してしまいそうですが、そう簡単にはいかないようです。
確かにワクチン効果は確実に数字に現れていて、感染者数は去年の冬と同じくらいなのに入院患者と亡くなった方の数は「激減」しています。
感染者数が減った原因にはサッカーの大きな試合が終わったことやピンデミックと呼ばれてしまった多くの人の自主隔離も挙げられます。これによりかなり人の流れを抑えたと思われます。
ただ、夏の終わりには秋、そして冬が待っています。秋には屋内で人と接触する機会が増え、学校も再開、そしてインフルエンザも。このインフルエンザは毎冬のことじゃない?と思ったのですが、去年の冬はほとんどロックダウン状態が続いていたので人の出入りが減り、インフルエンザ感染者数がとても減っていました。それが逆に免疫が広まらなかった事になり、今年の冬はインフルエンザに罹りやすくなるのだそうです。
記事の最後にはこう書いてありました。
The worst of Covid may be behind us, but huge challenges still remain.(Covidの最悪の事態は去ったかもしれませんが、大きな課題はまだ残っています。)
戦いはまだまだ続くようです。
作成日:8月4日 参考記事:https://www.bbc.co.uk/news/health-58078900
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