最も困難な一年だったウィリアム王子

今朝ウィリアム王子のインタビュー記事を見つけました。彼は今、南アフリカを公務で訪問中です。

レポーターの「今年は国王とキャサリン妃にがんが見つかり、とても大変な年だったと思うけれど、振り返ってみてどうですか?」という質問に対し、「本当に大変な年でした。今までで一番困難な年だったと思います」と答えていました。

バッキンガム宮殿が2月に国王にがんが見つかったことを公表し、その6週間後にはキャサリン妃にがんが見つかり化学療法による治療中であることを公表。この時キャサリン妃は自ら動画で公表したのがとても印象的でした。

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父親と奥さん2人が同時にがんになってしまったのです。おまけにまだ小さい子供が3人。それなのに公務のできない国王に代わってのどうしても避けられない任務もありました。

幸い国王は無事に治療を終え、まだ100%ではありませんが、公務をこなしています。

そして今日、このインタビュー記事が載った数時間後にはキャサリン妃が今週末におこなわれる戦死者を追悼するリメンバランス デーのイベントに参加することが発表されました。キャサリン妃も既に無事に化学療法を終え、少しですが公務に戻っていました。ただ体調を考えて、このようにいつもギリギリのタイミングで参加・欠席が決められています。

ウィリアム王子の最も困難な年はもう出口に差し掛かっているようです。

レポーターはまた「王子としての役割とそれに伴う自由と責任についてはどう思うか?」と聞いていました。「王子だからできること、今回のアースショット賞などを(自由に)企画できたのは嬉しいこと、そこで自由に関してはイエス。ただもっと責任を持ちたいかと言う質問に関してはノーです」と答えていました。

このアースショット賞というのは2020年にウィリアム王子と動物・植物学者のディビッド アッテンボロー卿によって発足しました。環境保護への貢献に対して毎年5人の受賞者に英国王立財団から授与される賞で、今年の受賞者は各自百万ポンドを受け取り、それは彼らが発案したプロジェクトの費用になります。なお、このプロジェクトは5つのテーマに分かれています。

  • 自然を保護し回復する
  • 大切な空気を浄化する
  • 海をよみがえらせる
  • コミの出ない世界を作る
  • 気候変動を修復する

2021年のオープニングセレモニーにはキャサリン妃も参列していました。今年の授賞式は残念ながら欠席です。

ところで先日圧勝したトランプ氏は地球温暖化対策の国際的枠組みであるパリ協定から離脱すると発表しているし、温暖化の原因となっている石油やガスなどの化石燃料をもっと増やす方針で、全く真逆の動き。不安です。

さて、話はまたウィリアム王子に戻します。皆さんもお気づきかと思いますが、ウィリアム王子は最近髭を伸ばしています。これに関しては家族の間でも賛否両論で、最初髭を伸ばした時は長女のシャーロット王女に大泣きされてしまい、すぐに髭を剃ったそうです。でもあきらめきれず、なんとか王女を説得し、再び伸ばし始めました。

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長女に泣かれて慌てて髭を剃ったなんて、将来の国王にしてはなんだか微笑ましいですね。

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作成日:2024年11月8日

参考先記事URL:https://www.bbc.co.uk/news/articles/cdxy0y7kv0dohttps://www.bbc.co.uk/news/articles/c9vnd1wkke8o

アイキャッチ画像:Photo by ActionVance on Unsplash

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