コロナ、再び
最近再び「コロナ」という言葉が飛び交うようになってきました。
イギリスではテニスのウィンブルドン大会に続き、多くの人がサッカーの試合を観るためにドイツへ渡航、そして今度はパリオリンピック。コロナが流行し始めたのは周知の事実ですが、対応策は何もないため、感染していてもウィルスを持ったまま仕事や観光、イベントに出掛けているのが実状です。
あまりに具合が悪いと自宅で過ごすことになりますが、それでも検査キットを購入して検査するのはほんの一部の人たち。
そしてこれはイギリスだけの話ではなく、例えばカルフォルニアのロスアンジェルスでも大流行中で、今朝見つけた記事の見出しには「Almost everybody has it(ほとんどすべての人がコロナに罹っている)」とも書かれてありました。ほとんどすべての人とは!
同様に日本でも「新型コロナ患者数 11週連続増加 “今後も増加か” 厚労省」とNHKの見出しに書いてありました。
今までインフルエンザは冬に多い、とされていましたが、コロナは夏に大流行。理由は「気温が上がって空調が効いた室内に閉じこもることが多い。換気が悪く、密になっている可能性がある」とのこと。確かに酷暑の日本で、1時間毎に窓を開けて換気する人は少ないようです。それにオフィスビルでは窓が開かないところも多そうです。また夏休みのため人の移動が増えていてお盆あたりがピークだと予想している専門家もいます。まさにこれから?
初期の頃と違い重症化する人は極端に減りましたが、それでも高齢者やすでに他の病気に罹っている人がコロナに罹った場合はとても危険なので、「どの世代の人でも症状があれば仕事を休み、感染を社会に広げないよう手洗いなどの感染対策を続けて欲しい」と朝日新聞の記事にも書いてありました。
イギリスでも高齢者がコロナが原因で入院するケースが増えています。一番大きな問題は無症状でコロナに罹っている人がどれだけいるかがまったくわからないことだそうです。以前イギリスではランダム検査が行われていました。選ばれた人の家に検査キットが送られてきて、その結果を送り返し、無症状でも陽性者がどれだけいるかを国が把握していたのです。
症状が無ければ防ぎようがないのですが、一応BBCに載っていた症状は以下になります。
- 高熱や悪寒
- 咳が続く
- 嗅覚・味覚の低下・変化
- 息切れ
- 疲労感や倦怠感の持続
- 体の節々の痛み
- 頭痛
- 喉の痛み
- 鼻水・鼻詰まり
- 食欲不振
- 下痢
- 吐き気・嘔吐
上記はいずれも一般的な症状なので、該当するものが少ししかないからと安心するのではなく、確実なのは検査キットを購入して数回に亘り検査する事です。ちなみにイギリスでは以前NHSのサイトから無料で入手できましたが、今は有料です。近所の薬局で販売していました。大手薬局のBootsでは検査キット5個入りで£9(約1,740円)、アマゾンでは何故か同じものが割引中で£7.49(約1,450円)でした。
実は私も今まで一度も罹ったことがなかったのに、今月上旬に感染してしまいました。夫も一日遅れで発病。感染源は謎のままです。周りでも最近罹った人が増えていて、一体どうなっているの?状態です。
幸い、たまたま同居していた息子夫婦や、多分もう感染していた時に同じ車で出かけたお隣のご夫婦は大丈夫でした。もう過去のものと思っていたので、驚きました。
外出から戻ったら石鹸で手をよく洗う、という基本的な習慣を徹底し、移らない、そして移さないように社会全体で気をつけたいものです。
作成日:7月31日
参考先記事URL: Los Angeles Times、朝日新聞アピタル、https://www.bbc.co.uk/news/articles/ck5g2jk0730o、https://www.bbc.co.uk/news/articles/crgm0klkk7no、https://www.bbc.co.uk/news/articles/cjm9gez8e8mo
アイキャッチ画像:Photo by Fusion Medical Animation on Unsplash
コメント新規追加